ちょっとばかり内輪ノリ?内輪ネタ?に関する話をTwitterでしました。私の考えを明確にするため書きます。
私は重度のアニオタです。アニメを追いかける戦士です。鉄道マニアでもあり、撮り鉄による迷惑行為で「撮り鉄も鉄道マニアは悪。全員捕まえろ」といった書き込みを見てきました。
一部の人のせいと言えばそれまでですが、世間の印象なんてそんなものです。
撮り鉄、とりわけ鉄道マニアというだけで嫌われるという現実(私は経験がありませんが)だってあると思います。
これを皆さんの好きなものに置き換えて考えてみましょう。
「○○ファンは悪。全員捕まえろ」←こんな風に言われる世界、嫌じゃありませんか?
他界隈がいる場で内輪ノリを持ち込んで悪い印象を与えた結果、悪い印象がじわじわと広まって行くとは思いませんか?
ぶっちゃけ、内輪ノリをやるなとは思いません。曲に歌詞に合わせた合唱だって手拍子だって内輪ノリっちゃ内輪ノリです。ただ、一部で盛り上がって外野からしたら寒気すら覚える内輪ノリというのをやるべきではないのです。
ここで内輪ノリに達する流れを考えてみました。
➀この音楽グループA面白いな
➁ラジオやってるから聴いてみよう
③曲Bの話だ。お!ここのちょけた踊るくだり面白い!
④音楽グループA界隈で話題になる
ここまでは別にどこのファンでもあるので別にいいんです。問題はここからです。
パターンA
➀音楽グループAが他アーティストも出る音楽フェスに出ることになる
②セトリ予想が始まる
③もし曲Bをやることになったら、生放送にて曲Bで演者がやってたちょけるくだりをやろうと声を上げる人が出始める
④フェス当日、現地組が実際にそのくだりをやる
⑤他アーティストのファンドン引き
⑥SNSに書き込まれてプチ炎上
パターンB
➀音楽グループAが単独ライブを行うことになる
②セトリ予想が始まる
③もし曲Bをやることになったら生放送にて曲Bで演者がやってたちょけるくだりをやろうと声を上げる人が出始める
④ライブ当日、現地組が実際にそのくだりをやる
⑤同じ音楽グループAファンしかいないので大盛り上がり
⑥SNS上の音楽グループA界隈で感想が流れる
さて!読んでいる皆さん!印象が良いのはどちらですか?
Aを選ぶ人はいないでしょう。Bの方が多数派のはずです。
パターンAにて「まあまあ、楽しいからいいじゃないか!一緒ににやろうぜ!」と思う人もいるでしょう。ただ待ってほしい、よく考えてほしいです。
一般人向けのアーティストのファンであれば上記のように内輪ノリをフェスで一緒ににやろうぜ!はいいと思うんです。軽いノリでフットワークも軽いので。
オタク向けのアーティストのファンが内輪ノリをフェスでやろうは、ちょっと違うと思うんです。
普段は陰気だけど好きなアーティストのためなら命を懸けて応援するという思考がオタクの性です。軽いノリとかそういう次元じゃありません。とにかく目的に対して死ぬ気で食らいつくんです。
ここにフットワークが軽いオタク向けアーティストにハマった一般人が、フェスにてラジオでやっていたちょけるくだりをやろうと言い出します。さて、どうなると思いますか?
オタクにとって好きなアーティストや趣味は命です。何にも代えがたい存在、神です。
その神がやっていたちょけるくだりを実際にやれるのだからノリノリで実行します。それこそ死ぬ気でやり遂げようとします。
一般人にとってアーティストという存在は休日の息抜きのための娯楽だと思います。しかし、オタクにとっては趣味のための休日、趣味のための仕事です。熱意の度合いが違います。
この熱意の暴走をアウェーであるフェスでやってしまうと、本当に引かれます。一般人の「俺達は楽しんでる」はオタクにとっては「俺達は楽しんでるぜえー!!!!!!!イエエエエエエエエエエエエエエイ!!!!!!!!!!!!」レベルで違うと思います。
もはや想像を超える盛り上がりです。一般人向けアーティストのファンの中にオタク向けアーティストのファンが放り込まれると、熱意の差で引かれてしまう気がします。
もちろん、熱意を制御できるオタクもいますので誤解なきよう。
「オタク差別だ」と思う人はこちらをよく読んでください。
例えオタクであるうと、熱意の差や内輪ノリで空気を壊すのは絶対にダメです。
単独ライブや同じ趣味で知り合った人同士だったら、生放送などで繰り広げられたくだりはやっていいんです。同じグループが好きなファンしかいませんので。ただフェスはある程度セーブしないといけません。
もしかしたら他アーティストのファンはセーブしてくれているかもしれません。その善意に、フェスに行くオタクは応える必要があります。
オタク向けアーティストにハマっている一般人の方々にも申し上げたいです。オタクの熱意は常識で測れないぐらいに熱いです。軽いノリで何かをやろうとすると数倍以上の熱意で応えてくれます。この熱意の差を考えずにやりたいことを提案してしまうと、「マナーが良くない集団」というレッテルを貼られかねません。演者にとっても悪評は良いものではありません。演者のためにも、ファンはよく考える必要があります。
私はオタクです。アニオタです。鉄道マニアです。好きをはっきりと言えて探究することが好きです。
皆さんの趣味のファンが鉄道マニアにように一括りにされて悪い印象が付いた集団になってほしくありません。そのためにも、リアルでの行動を俯瞰して、より良いファン層を築くべきだと思いました。
0 件のコメント:
コメントを投稿